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名人芸が大集合

【農のエンターテイナー】 ナイフ1本で農産物を彫刻に ――フルーツカービング

2016.08.25西村成代(みちよ)さん、小島佳美さん 滋賀県栗東(りっとう)市(JA栗東市管内)

農と食をわかりやすく、楽しく伝えるために――。 いつもと違う自分になりきって、地域を盛り上げる、ご当地“芸農人(げいのうじん)”を訪ねました。

おもに西村さん(右)は京都府、小島さんは滋賀県を拠点に、自治体や企業の文化教室でフルーツカービングを教えている

制作時間は、ダイコンやニンジンで作る小さい花なら5〜10分、スイカやメロンを丸ごと使ったものだと2時間ほど

 机の上に並ぶ色とりどりの花。白い小鳥も顔をのぞかせています。
 じつは、これらはすべてダイコンやスイカ、ニンジンなど、野菜でできた作品。フルーツカービング講師の西村成代さんと小島佳美さんの手にかかれば、ありふれた野菜や果物が、彫刻に変身します。
「『あの野菜がこんな形になるんだ!』と驚いてもらえるものを作るように心がけています」
 と、2人は口をそろえます。その言葉どおり、今回の取材にあたり、『家の光』の表紙の題字を、スイカに大きく彫ってきてくれました。
 基本的には、どんな作物もカービングナイフ1本で加工します。作品はどれも鮮やかな色合いですが、着色料はいっさい使わず、素材本来の色や形を生かしているので、もちろん、見て楽しんだあとには食べることもできます。

JA栗東市での教室は、初心者でも立派な作品が作れるようになると受講生から好評

JAの直売所に並べられた2人の作品

身近な農産物から感動を

 カービングを始めてから西村さんは10年め、小島さんは7年め。ふだんはカルチャースクールの講師を務めるほか、講師仲間と作品展を開いたり、依頼を受けて結婚式の装飾品として作品を提供したりして、人々の目を楽しませています。
「『近くで見ても、ほんものの花と見分けがつかない』と言われることも多いんです。そうした感動を与えられるのが楽しくて、今まで続けることができました」(西村さん)
 また、3年前から、JA栗東市の生活文化教室「いきいきスクール」で、フルーツカービング教室の講師を務めている関係から、2人の作品は、JAの直売所の売り場に飾られることも。来場客の目を引くとともに、旬の農産物のPRにも貢献しています。

※『家の光』2015年9月号から。
情報は取材当時のものです。

写真前田博史
調理

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