調理が簡単で、具だくさんなのがうれしい鍋料理。歴史ある鍋から、食材の産地を応援するための新しい鍋まで、地域性を形にした鍋の魅力を紹介します。

トマトのうまみとカレーのコクは相性抜群

家族が料理を喜んでくれるのが、なにより幸せと志水さん
作り方

材料(スープ4人分)トマト…大玉8 ~ 10 個、水…400mL、カレールー…約30g、ケチャップ…大さじ4、コンソメ…大さじ1、砂糖…大さじ1。具はトマトやキャベツ、ナス、豚ばら肉、ウインナーなどがお勧め。
❶トマトはへたを取り、湯むきして1cm 角に刻む。鍋にトマトと水を入れて火にかけ、沸騰したら中火で5 分ほど煮る。
❷カレールー、ケチャップ、コンソメ、砂糖を加えて2、3 分煮ればスープの完成。
❸②に具を入れ、中火で煮る。火が通ったらできあがり。具にトマトを使うなら、食べる1 分ほど前に鍋へ。
メモ カレーは焦げやすいので注意が必要。トマトは、ホール缶で代用してもよい。
※『家の光』2015年1月号から。
情報は取材当時のものです。
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熊本県中部にあるJAやつしろ管内は、八代平野を中心に栽培される、冬春トマトの一大産地。八代郡氷川町のトマト農家・志水あおいさんは、生産者として、トマトを使った料理やスイーツのレシピ開発に積極的だ。
「嫁ぐまでは、トマトはあまり好きではありませんでした。でも、ここのトマトを食べて、初めて『おいしい!』って思ったんです。規格外品のトマトを生かしたいと思ったのが、料理を考えるようになったきっかけですね」
以来、地元の料理コンテストやテレビ番組などにも出て、さまざまなレシピを提案してきた。