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味も見た目もGOOD!

【楽しい田園カレー】 アスパラダムカレー

2019.07.22ランチ ぐみの木 新潟県新発田市(JA北越後管内)

夏といえばカレーの季節。 最近では「ご当地カレー」という言葉もあるように、地域の特産品を使ったユニークなオリジナルカレーが各地で生まれています。 地域の農産物を守り育てる、GOOD! なカレーを紹介します。

アスパラダムカレーは、サラダと日替わりの小鉢、手作りの漬け物も付いて税込み600円。ランチタイムに提供している。期間は4〜9月(予定)

 新発田(しばた)市は、県内で出荷量第一位を誇るアスパラガスの産地。太く、甘く、やわらかくておいしいと評判を呼んでいる。
 地域の社会福祉法人のぞみの家福祉会が運営し、障害者の就労支援をおこなう「のぞみ工房」でも、10年以上前からアスパラガスの栽培に取り組んでいる。同法人の理事長、齋藤敏郎さんは次のように話す。
「シイタケのほだ木を再利用して畑に鋤き込み、栽培に適したふかふかの状態にしています。甘くておいしいと好評ですよ」
 のぞみ工房のアスパラガスを使い、地域にある内の倉ダムをかたどった「アスパラダムカレー」を提供するのが、飲食店「ランチぐみの木」を経営する大橋みどりさんだ。
「隠し味は粉チーズ。アスパラガスの香りを生かして、スパイスは控えめ。煮こみ時間を短くして、緑色に仕上げます」
 と言う大橋さん。盛りつけにもこだわり、チキンでダム周辺の岩を表現。中央のアスパラガスを外すと、カレーがご飯に流れ出る。アスパラガスの甘みとうまみを感じる味つけと、ユニークな見た目が評判を呼び、全国から客が訪れるという。

のぞみ工房のみなさん。左から4人めが、理事長の齋藤さん。のぞみ工房のアスパラガスは、地域のスーパーや農産物直売所へ出荷している。甘みがあっておいしいと好評だ

ランチぐみの木を経営する大橋さん

きっかけは8年前。市の依頼を受けて、大橋さんら地域の飲食店が、新発田産アスパラガスの規格外品を加工したピューレを使った「アスパラみどりカレー」を開発した。
 平成23年には市内7店舗で結成した「しばたアスパラカレー隊」の隊長として「国際ご当地グルメグランプリin月岡温泉」に出場。みごと総合準優勝し、ご当地グルメとして一躍人気になった。
 現在は市内で10を超す店舗がオリジナルのカレーを提供するほか、学校給食の定番メニューにもなっている。また、県内外のイベントにも積極的に参加して、アスパラガスと地域のPRに貢献している。
「新発田はこんなにおいしいものがあるいい町だと、たくさんの人に知ってほしい。少しでも町おこしにつながれば、うれしいです」
 と笑顔で語る大橋さん。地域への深い愛情が込められた、うまみたっぷりの緑色のカレーを味わうために、ぜひこの町に足を運んでみたい。

ダムカードを模して、ランチぐみの木が製作したオリジナルの「しばたアスパラダムカレーカード」

毎年5月には、市内の飲食店でアスパラガスのPRイベントがおこなわれる

DATA

住所/新発田市中央町3-9-11 アイリスシャトービル1F ☎0254-24-4448
営業時間/11:30〜14:00(ランチ営業)、20:00〜(夜間営業)
ランチ定休日/月・土・日曜日・祝日(要問い合わせ)
※カレーは1日限定12食。

※『家の光』2018年8月号から。
情報は取材当時のものです。

植田美智代
写真酒井 大
調理

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