夏といえばカレーの季節。 最近では「ご当地カレー」という言葉もあるように、地域の特産品を使ったユニークなオリジナルカレーが各地で生まれています。 地域の農産物を守り育てる、GOOD! なカレーを紹介します。


育てる人も料理する人も手間ひまを惜しまない


やわらかな肉質が特徴の千屋牛を筆頭に具材はすべて地元産

千屋牛と地元の魅力を発信するスタッフのみなさん

文 | 高橋さよ |
---|---|
写真 | 吉田真也 |
調理 |
夏といえばカレーの季節。 最近では「ご当地カレー」という言葉もあるように、地域の特産品を使ったユニークなオリジナルカレーが各地で生まれています。 地域の農産物を守り育てる、GOOD! なカレーを紹介します。
育てる人も料理する人も手間ひまを惜しまない
やわらかな肉質が特徴の千屋牛を筆頭に具材はすべて地元産
千屋牛と地元の魅力を発信するスタッフのみなさん
文 | 高橋さよ |
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写真 | 吉田真也 |
調理 |
ご飯の堰堤を開けば、貯水池のカレーが具のある減勢池に放流される……。これぞ、巷でにわかに人気を集めている「ダムカレー」の楽しみ方である。全国各地のダムがある町で広まっているこのユニークなカレーに昨年末、新風が吹いた。市内に6基のダムがある新見市の市民有志が、ダムカレーによる地域おこしプロジェクトをスタートしたのだ。現在13の店舗が、それぞれ個性のあるダムカレーを展開。なかでも目を引くのがJAあしん直営の焼肉レストラン千屋(ちや)牛の真っ黒いダムカレーだ。
黒くした理由は、メイン食材の地域の特産品「千屋牛」が黒毛だからだ。千屋牛は優れた和牛の系統群、蔓牛(つるうし)の中でも日本最古の歴史があり、地域の誇るべき存在である。