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【高校発のヒット商品】 大仙(だいせん)はなびピザ 花火のようにどかーんと米を食べて

2016.02.15秋田県立大曲(おおまがり)農業高等学校 家庭部 秋田県大仙市(JA秋田おばこ管内)

農畜産物・水産物の加工品を作る高校生の取り組みが、全国各地で話題を呼んでいる。地域に根づいた食材を使った名産品を売り出そうと試行錯誤する生徒の思いと行動は、いまや、地域おこしに欠かせない存在となっている。

大仙はなびピザの決まりの一つは「花火のように美しい色合いであること」

 東北最大級のイベント「全国花火競技大会(大曲の花火)」の開催地で、高校生たちが、米の消費拡大と地産地消推進をめざしてユニークなピザを作っている。
 地場産食材を使ったピザ作りは、大曲農業高校家庭部が平成22年に始めたプロジェクト。試作を重ね、レシピも徐々に進化してきたが、現在の「大仙はなびピザ」は、郷土料理「きりたんぽ」にも似た、ご飯を半ごろし(半づき)にした生地と、みそが入ったソースが特徴。そこに、彩り豊かな具材が、大曲名物の花火のように放射状にトッピングされる。
「生地に使うご飯を昆布だしで炊くことで、風味をつけたのがポイント。みそも塩分濃度の低いものに変えました」と話すのは、部長の堀江莉帆(りほ)さん。

大曲の花火には、毎年、数十万人の観客が訪れる(写真/大曲商工会議所)

 レシピの改良と並行して、新たなかたちでの販売も模索している。26年は、大曲の花火の開催週限定で、大仙はなびピザをメニューに採用してくれる飲食店を募り、市内の7店が賛同。その一つ「和台所 花」では、大会終了後も、年間を通してピザを提供している。自身もご当地グルメの研究会に名を連ねる店主の藤澤進朗さんは「生徒たちの真剣に取り組む姿勢がすばらしい。ピザの保存法について研究すれば、もっと扱う店が増えるはず」と助言する。
 高校生が打ち上げた“花火”が、地域の名物として、着実に花を咲かせつつある。

「和台所 花」の大仙はなびピザは、大きなトマトとアスパラガスが特徴。「女性に人気です」と店主の藤澤さん(写真右中央)

※『家の光』2015年4月号から。
情報は取材当時のものです。

写真鈴木加寿彦
調理

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